女性の薄毛の悩みと対処法の傾向

女性の髪

「薄毛」というと、男性独特の問題で、女性には関係ないというイメージを持ってしまうかもしれません。しかし、実際には表に出てこないだけで、女性の中でも薄毛や頭皮トラブルに悩んでいる人は多いのだとか。

具体的には、白髪が目立つようになったり、生え際が目立ってきたり…。
お風呂でシャンプーするとき、抜け毛が増えた気がする…などの、はっきりとした症状がなくても、心配になる場合もあります。

これは、周囲に悩みを打ち明けにくいという要因も影響しています。
スタイリングをするときに、髪のボリュームが減っただけで精神的に疲れてしまい、悩んだままずっと過ごしてしまうというケースです。

もしかすると、女性も薄毛に悩むものという常識が必要なのかもしれません。
産後の抜け毛など、例外はあるにしても、女性の薄毛も「表面化するもの」という認識が必要です。

むしろ、何も対策をせずに悩み続けるのではなく、早くケアを始めること。
それには、女性の髪についての知識を得ることも大切です。

髪の生えるメカニズムや、髪の生える場所(頭皮)について、もしくは、薄毛が進行してしまう原因について知っておくべきことは意外と多いもの。

ただ、それらを知ることができれば、適切な対処を少しずつ行うことが可能になります。
そのケアは1日も早いほうがいいです。

女性と男性の薄毛は違う

薄毛に悩む女性

男性だけではなく、女性も薄毛に悩む時代になった…
とは言っても、女性と男性の薄毛には違いがあります。
なので、薄毛の男性の言うことを参考にできるとも言えないのです。

男性の薄毛症状の代表格はAGA。
男性型脱毛症とも言われます。

AGAは、遺伝と男性ホルモンの影響で引き起こされることが分かっています。
その男性ホルモンとはテストステロン。
このテストステロンが5αリダクターゼという体内酵素によってジヒドロテストステロンに変化します。

この物質が毛乳頭にあるレセプターに反応してしまうと毛母細胞の分裂が止まり、抜け毛につながると言われています。
髪が十分に成長することができず、その前に抜けてしまうので、細く短い毛が増えて、結果として薄毛に見えてしまいます。
男性の大半は、このAGAが原因と言われています。

女性の薄毛の症状と特徴

一方で、女性の薄毛は原因がいろいろあり、症状や原因も多様です。
もちろん、遺伝的要素が強く影響しているものもありますが、その他にもいろいろな症状があるので、分類するのが難しいというケースもあります。

その中でも、よく言われるのが「びまん性脱毛症」という症状です。
これは、全体の脱毛症状の40%程度を占める症状で、全体が薄くなるのが特徴です。

男性に多いのは、おでこや頭頂部など、一部分が薄くなる症状なので、それとは全く異なることがわかります。
そのため気づきにくく、スタイリングをしているときに、ちょっと違和感を感じて悩み始めるというケースが多いようです。

女性の薄毛の原因

女性の薄毛のやっかいな部分は、症状だけではなく原因もさまざまで特定しにくいということです。ストレスやサンゴの体調不良、代謝異常、ホルモンバランスの乱れなど、本当にいろいろなことが影響すると言われています。

また、内部からの影響だけではなく、外部からの影響…つまりは、頭皮のトラブルによって起こる脱毛も報告されています。脂漏性皮膚炎は、炎症によってターンオーバーが乱れ、角質細胞がかたまりフケが多くなります。

発毛を目指す場合の男女の違い

発毛に期待できるもの

薄毛になってきたら髪を増やしたい・髪のボリュームを増やしたいと思うのは当然のことです。
しかし、男性と女声で症状や原因が違うので、その対処法も変わってきます。

男性の場合には、サプリメントが重視されがちで、実際に効果があるケースも多いそうです。
もちろん、それはそれで注意点はあるのですが…

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顕著なのは成分の違いです。
なので、前述したように悩んでいる女性が男性と同じ対処をしても意味がありません。
(というか、副作用の関係もあって使うべきではないケースもあります)

男性に効果的と言われているのはプロペシア。
これは、2005年にAGA治療薬として厚生労働省に認可されたものです。

女性の場合、有名なのはミノキシジルやアデノシン。
ミノキシジルは、日本皮膚科学会にも認められています。ただ、動悸や息切れなどの副作用が報告されているので注意が必要です(医薬品です)。

症状がそれほど顕著ではない場合、フケやかゆみを抑え頭皮環境を整える対処法もひとつの選択肢です。
キャピキシルなどの成分が配合されているシャンプーは薄毛対策としての第一歩として使ってみる価値はあります。

薄毛の症状が進んでしまうと、悩みが大きくなるだけではなく、好きなヘアスタイルを楽しめなくなります。
段階によって適した対処法も変わってくるので、早め早めの対処が吉。

シャンプーなら、自覚症状がない段階で使っても良いのではないでしょうか。

髪の毛はどうやって生えている?基本的な仕組み

そもそも、髪の仕組みはどうなっているのでしょうか。
これは、外から見える部分と見えない部分に分けて考えるとわかりやすいです。

  • 肌から出ている部分:毛幹
  • 肌に隠れている部分:毛根
  • これは髪の毛に限らず、他の部分でも同じ。
    毛根部分にあるのがもう急で、その下にある毛乳頭は毛細血管とつながっています。
    髪の毛はここから血液を通して栄養をもらい、健康な状態を維持します。

    とは言え、髪の毛は永遠に生えているものではなく、ある程度の役目を終えると抜け落ちます。
    抜け毛が気になると言っても、「髪が抜けること」自体が問題というわけではなく、抜け落ちる原因が問題なのです。

    目安としては、男性の場合は3年から5年、女性は4年から6年です。
    その期間が終了して、髪が抜け落ちると、そのあとから新しい髪が生えてくる仕組みになっています。

    その繰り返しが俗に言うヘアサイクルです。
    問題となるのは、このヘアサイクルで成長するはずの段階で何らかの原因(大抵は薄毛の原因)で、上手く成長することができず、通常よりも早く抜け落ちるようになってしまいます。

    この状態を放置しておくと危険。定期的なチェックがおすすめ。

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    外からの刺激はもちろんですが、前述したように、髪は毛乳頭から栄養を受け取り成長するので、内面的な栄養面のケアも必要になります。

    白髪の構造も続々と判明している

    白髪染め

    健康な髪の毛が生えていることは大切。
    ただ、髪の毛が生えていても白髪になっていたらいやという人も多いですよね。

    白髪については、確実に改善する方法は確立されていませんが、それでも黒くなったという報告がされています。
    毛髪科学研究所の発表によると、実際に黒くなった経緯や白髪が増えてしまう原因が言及されています。
    そして、やり方は違いますが、実際にやってみて白髪改善の変化や、やったことをまとめている人も…

    黒く美しい髪を維持するには「白髪の対策」も必要なのかもしれません。